腹が減っては戦は出来ぬ。

そう、腹減りでは力が入らなく、正に

「トニー（虎）力がでないよう」である。

 

注意も散漫になり、イライラする人、急に攻撃的になる人もいる。
そりゃ戦どころではない。

１００パー斬られるね。
むしろ桶狭間に落とされるね。

百害あって一利なし。
三歩下がって二歩下がる。
（合計五歩下がる。意味不明。）

 

空腹時、一番注意が必要であり行っちゃならない場所は

大量の人ごみの中でもなく
（何人かホントに殴りたくなる）、

 

大渋滞している道路でもなく　
（自分の車にミサイルボタンが付いていないか再確認してしまう）、

 

電車等で平気でドアの前に座り、さもそれが格好良いと思っている若者の前でもなく
（侍制度が残っていたならば確実に切り捨て御免）、

 

手際の悪いコンビニ店員のレジ前でもない。
（バーコード部分を拭いて待つ。効果があるかは不明。
そんな健気な自分に腹が立つ。（笑））

 

 

最重要危険ポイントは

 

食料品売り場である。

 

 

そこは正にパラダイスであり、砂漠に咲く一輪の花である。

腹が減っているもんだから何でも美味しそうに見えてしまう。

 

空腹レベル１では普段食べないようなチーズや珍しい野菜などを買ってしまい、

レベル２では、いつもは買う事のないやたら高い肉などをホイホイ買ってしまう。

空腹レベル３になると更に危険で、

出来あいの惣菜をゴッソリ買い、デザート、菓子パン、スナック菓子、
カレールー（？）などにも手を出してしまう超浪費家になってしまう。

 

しかも、いざ食べるとなると意外とすぐに満たされてしまい、
さっきまで
カレールーをそのままかじりながらやたらと高い肉を頬ばってやろうと思っていたのに

 

そりゃ無理だと我に返り断念してしまう。

 

 

エエ、３回ほどありましたとも。

 

 

知ってました？カレールーってそのまま食べてもあんまりカレーっぽくないの。
（試した事はあるらしい）

 

空腹レベル４になるともう大変です。

 

ビタミン剤が美味しそうに、

化粧品が甘そうに、

植物がスパイシーに見えてくるのです。

 

末期症状。

 

もちろん買ってしまうのだ。

 

もちろん食べる事を前提において。

 

 

それほど魅力的なのです。空腹時の食料品（？）という物は。

 

それと同じくらい魅力的なもの。

それはテレビの料理番組であり、食事をしている場面。

いわゆる一つの映像である。

 

それはもう、視覚効果に訴えるのだから効果は絶大。

今日はこれ以外のものは口に出来ね！！
と思ってしまう。

効果はインパクトが強ければ強い程良い。

 

ラーメンの美味い店特集見て、
インスタントでもいいからラーメン食べたくなった事あるでしょう？

 

大食い番組の寿司バージョン見て明日は回転寿司行こうと思った事あるでしょう？

 

おすすめ！穴場のケーキ屋さん！（想像番組）見てコンビニに走ったが、
ケーキ類がなくて和菓子に妥協した事あるでしょう？

 

ムツゴロウの動物王国見て

シロテテナガザルのナナちゃんって
美味しいのかな？って思った事あるでしょう？

 

 

 

 

 

それはダメ。

 

 

永谷園のお茶漬けのCMを見て今日はお茶漬けにしようかな？と思った事あるでしょう？

僕の中ではお茶漬けのCMが昔、一番キマシタ。

そりゃもう美味そうでしたよ。

でも電話には出てやれよとは思ってましたけど。

（一人の男が一心不乱にお茶漬けを食べるＣＭ。
途中で電話が鳴るが、電話に張り紙をしてそのまま気にせず食べ続ける。豪快で美味そう ）

 

何時の間に書いたんだろうか？あの黒電話に貼る　「ただいまお茶漬け中」　の張り紙。

食べる前にコチョコチョと書いたのだろうか？それとも何枚も書き溜めておいて
お茶漬けを食べる寸前に用意してから食べるのであろうか？

豪快じゃない事このうえない。

まあ別にどうでもいいんだけどね。

 

そんな疑問も帳消しにしてしまう程、あのCMは美味そうであった。
お茶漬け好感度アップしまくりのCMであろう。

 

でも、

でもである。

 

 

知ってましたか？

あのCM、ラジオでも流れてるの。

 

 

 

しかも、

しかもですよ？

 

 

ラジオだとサウンドだけなのでお茶漬けすする音だけなのです。

 

 

 

 

 

 

ラジオだと、美味そうというより、

 

 

鼻すする音にしか
聞こえないのですけど。

 

 

お茶漬け好感度、言うまでもなくダウンです。

 

きっと録音中に気付いていたけど、
賭けに出たはずの永谷園に乾杯。

 

 

 

食事中（お茶漬け）の方、
本当に申し訳ありませんでした。

 

恨むなら神か

自分にしてくれ。（笑）