27歳最後の夜。
皆さん、どうお過ごしですか?
彼氏、彼女とスウィートな夜を過ごしながらこの心意気を読んでくれている
そこのオマエは
来週までに謝罪しろ。(笑)
イイのか?大丈夫なのか?
27歳最後の夜に一人部屋で寂しくビール呑んでて。
大丈夫です。(いつもですから)
さ、言い切った形で誕生日まで数時間を切りました。
プレゼント・フォー・ミー。(笑)
いよいよ『セクシー宇宙編』最終話です。(最終夜で初めて題名が明らかに)
疾風怒涛のフィナーレをどうぞ。
〜第10話 最終夜〜
果てしないセクシーを求めて宇宙まではるばる旅に出た僕等であったが、
どうにもセクシーさが物足りないという理由で、
更にアメリカまで遠征に出た僕等。
そこに待ち受けていたのは
こじんまりとした大地(店内)に予想外の少数民族。(バドガール合計3名)
ゴールドラッシュがまるで見えて来ない。
アメリカンドリームは儚い夢なのか。
僕 「・・・・・おい、これはイジメかい?」
相方 「・・・・もう何も言うな。呑め。
ビールを黙って呑め。 」
僕 「このビルのオーナーはアレかい?
愛想がない女の子が大変好みなのかい?フェチなのかい?」
相方 「呑め!」
そう。確かに流石にバドガール。
面接時にスタイルで採用を決めていると言われているだけあって(予想)非常にスレンダーかつ、ダイナマイトだ。
正直、その丈の短すぎる
『スーツ・オブ・バド』
は、目のやり場に困る程だ。
ムッツリの相方などは帽子を活用し、うまい具合にチラ見を最大限に発動している。
だが、しかし、どうにもバドガールの愛想が悪すぎる。
明らかに
「時給安いんだしー、面倒臭いしー」
みたいな感じが丸出しである。
僕 「・・・正直、呑んでもテンションはMAXまで上がらんな。」
相方 「でも、流石にセクシーだね。」
僕 「それは言えてるね。」
相方 「俺、アメリカ人になる。」
僕 「あぁ、是非そうしてくれ。」
そんな感じで、明らかに企画倒れした感のある僕等。
半端に酔い、半端にテンションの上がった僕等が、その後
何を仕出かしたのかは
各自の御想像にお任せする。(笑)
約1ヵ月後 某月某日
僕は所用で九州は博多に舞い降りていた。
ハードスケジュール内での一時の休暇。
僕はノンビリと夏の九州を満喫していた。
ただ、折角、九州に来たからにはやっておかなければならぬ事がある。
それは、僕を大舞台に上げてくれた人物、
偉大な漫画家『まっつー大明神』様との呑み。
九州に経つ前に連絡をとった僕。
快く会う事を快諾して下さった大明神様と博多駅の『巨大な鈴の前』で待ち合わせをした。(わかる人は「あぁ」と思って下さい)
新宿での会合以来の再開である。
待ち合わせ場所である『巨大な鈴の前』にタクシーで向かった僕。
とりあえず土地勘のない僕はタクシーの運転手さんに聞いてみた。
僕 「巨大な鈴ってわかります?」
タクシー 「知らんねぇ。(笑)」
僕 「えぇ、知らないんですか?!」
タクシー 「鈴ってなんね?」
僕 「イヤ、巨大な」
タクシー 「うーん、巨大なねぇ。知らんねぇ。」
博多、最高。(笑)
何とか無事に『巨大な鈴』の前まで辿り着いた僕の眼前には久しぶりに再開する、まっつー大明神と、奥様であらせられる椿あす大先生、お二人の若様、初めて会ったとは思えない波長を感じる飛鳥教授、面識はないがパワーを感じさせる餅の人(?)が待ち受けていた。
挨拶を済ませて向かった先は、博多駅屋上に夏限定で開催されている
『バドガール満載のビアガーデン』
エレベーターを降り、席に案内されるまでに僕の目に映ったバドガール、
実に30人以上。(数えた)
明らかに以前、相方と体験したバドガール事件とはモノが違う。
良く、人は『量より質』とか言うが、もうここまで来たらそんなもの通用しない。
ここには、『量も質も』が存在する
正にアメリカンなドリーム(九州)が巻き起こっていた。
量はもちろんの事、我がホームである横浜ではとても愛想の悪いバドガールが取り揃えられていたが、
ここ、九州は博多のバドガールは、
全体にテンションも高く、中には僕のハートを打ち抜く、とても可愛らしい
『ドジっ子』
までもが存在する、とてつもない
パラダイスだ。
博多に住みたい。
そして毎年の様にここに来たい。
僕 「教授。ドジっ子をここへ」
教授 「了解です。」
と、初対面とは思えない主従関係を垣間見せる我々。
まっつーさん 「アレはねぇ、実は下に・・・」
僕 「マジで!?」
教授 「って言うか何で知ってるんですか?」
まっつーさん 「イヤ、この間来た時にチラっと・・」
爆笑。そしてセクシー。
バドガール最高。
相方には内緒でコッソリと、僕の中で『セクシーツアー』の幕が閉じた。
相方よ。
とても楽しかったよ。(笑)
了
28歳まで後2日!
ウオー!コエー!!(笑)
何とか誕生日までには、今の連続モノを終わらせます。
長くなるとは思っていたがまさかこんなに長期連載になるとは。
ちなみに、前回の第8話で、「詳細は次回の前枠で」と書きました、『水曜どうでしょう』の件ですが、書き始めると連続モノが
今月中に絶対終わらない位話が長引いてしまうので連載終了後にジックリと。(それ程ハマってます)
『どうでしょう』さんにリスペクトされた企画や、そこから派生した企画等の発表も色々とありますので楽しみにしていて下さい。
28歳からの『7Hh』は一味も二味も変わるぞ
とだけ言っておきましょう。(笑)
〜第9話〜
飲み会開始から45分弱が経過した。
男二人きりでの飲み会だからなのか。
否。
これまでも僕等は何回も、何十回も二人だけで呑んで来た。
では、飲み物、食事が美味くないからなのか。
それも否。
どれだけ倒れそうな体調でも、いくら寝ていなくともビールを呑めば全快する僕等だ。
では何故、
ここまでテンションが下がっているのか。
どうもこうもない。
セクシーさが足りないのだ。
僕 「おぅ、相方さんよぅ。ちょっとイイかい?」
相方 「なんだい?kumeshinくん。」
僕 「誘って貰った手前、正直言いづらいんだけどさ、
話が違い過ぎやしないかい?(即答)」
相方 「期待しすぎたね。」
僕 「だから最初からキャバクラ連れてけって言ったじゃねぇか!(この企画が立ち上がる前に散々言ってた)
君は行った事あるんだろう?でも僕はないんだよ。 」
相方 「俺はキライだって言ったじゃねぇか!行きたくねぇんだって!」
そう。彼は会社の友人に誘われ、キャバクラデビューを果たしている。
さんざっぱら僕にその事を自慢げに話したが、最終的には「あまり好きにはなれない」と言う。
その理由はとても『商売』の匂いがするからだと。
そんな中、何処からか仕入れてきた今回の宇宙ツアー情報。
『キャバクラではない』、『オシャレ飲み屋であるが、セクシーさも備える』、『ミニスカ』という言葉に踊らされ、その言葉を鵜呑みにした僕等は45分間で早々にやられているこの状況。
僕 「でもここまで来てしまったらある程度のセクシーさは既に必須だろ?」
相方 「周りでは合コンが数え切れないほど開催されているしね。」
僕 「ある意味、『合コンのメッカ』に僕等は男二人で閉じ込められているんだよ?」
相方 「一体、何の罰ゲームだ?!オイ!」
僕 「僕に言うな。」
そんな問答をしばらく続けていた僕等であったが、流石に我慢の限界も近づいてきている。
僕等の何かは爆発(暴発)寸前だ。
僕 「おう。相方さんよお。」
相方 「何だい。kumeshinくん。」
僕 「多分、10年近く共に行動してきた僕等だ。おそらく今考えてる事は一緒だろう。」
相方 「・・・言ってみるかい?
一緒に言ってみるかい?」
僕 「じゃあ、『せーの』で言ってみるかい?」
相方 「・・・わかったよ。kumeshinくん。」
僕 「・・・・・せーの!」
僕 相方 「バドガールに会いに行こう。」
正直、僕は相方の言う答えが僕と一緒だという事はわかっていたし、相方も、僕が同じ答えを言うのはわかっていた筈だ。
既に移動準備を整えていた僕等は、速攻で同ビル6階(宇宙は4階)のバドガールに会いに行く
アメリカ(風)ツアーが決行された。
宇宙さんにサヨウナラ。
次に会う時は僕等も合コンで来たいと思います。(笑)
競歩バリのスピードでエレベーターに向かった僕等は、今まで溜まった鬱憤を晴らすかのように悪態をつき始める。
僕 「って言うかさ、セクシーはセクシーだけど、全体的に愛想悪いよね。」
相方 「そうそう。顔が死んでたね。」
僕 「あれじゃあこっちも出すモン出す訳にはいかないよね?(何を出すか不明) 」
相方 「あぁ、出せないね。(何を出すのか不明) 」
僕 「そこでですよ?相方さん。」
相方 「お?何ですか?kumeshinさん。」
僕 「次は自由の国、『アメリカ』に行ってしまう訳なんですよ!」
相方 「期待大ですね!kumeshinさん。」
僕 「一緒に開拓しましょうよ!ってなノリですよ!」
相方 「西を目指して駆け抜けてもイイのかい?」
僕 「突っ走ってやっちゃって下さい!(笑)」
そんな会話をしているとエレベーターのドアが開き、僕等の目の前に何処までも広がるような広大なアメリカの大地が迎えてくれる。
『Wellcome to America!!』
僕等が通されたホールは
ビックリするほどにこじんまりとしており、
ましてや、
バドガールさんは
3人しかいないという体たらく。
僕等は呑めば呑むほどテンションが下がるビールを無言でガブ呑みし、
アメリカンドリームを夢見ながら夜を明かした。
続く
次回最終回。
作りました。『7Hh』バナー。
初フラッシュなんで至らない部分が多々あるかも知れませんが
気に入ればイイじゃない。(押し付けがましい)
コレ↓
「リンクバナーに使用したい」という方は気軽に言って下さい。
強引にメールで送りつけます。(笑)
今年の『誕生日強化月間』はスゴイね。豪華だね。
(学校の課題で作ったとは口が裂けても言えないね)
では連続モノ、第8話をどうぞ。
〜第8話〜
ブラックライトに照らされながら、足を伸ばすには若干足りないような微妙に狭い空間でビールを待つ僕等。
何だか非常にやるせない。
確かにミニスカートではなかったが、それなりにセクシーな宇宙さんが居るのはイイ。
だが、もちろんこの宇宙は断じてキャバクラとかでないので、もちろんのように常に隣に座っている訳ではない。
むしろ、注文を取りに来るその一瞬しか宇宙さんを見る事は出来ないのだ。
それ以外の時間は何が残るかと言ったら、
まるで色気のない軽くヒゲの伸び始めた男二人が監禁されている様な情景のみだ。
僕 「・・・・・」
相方 「・・・・・」
無言で何とかその場をやり過ごそうとする僕等。
だが、お互いの胸の内は
僕 相方 「一体何しに来たんだ、オイ」
と、ぶつけようのない怒りのような物が渦巻いていた。
そんな状況の中、再度、宇宙さんが登場。
片膝を付いて、蛍光オレンジに輝くガーターベルトを見せ付けながらビールを配ってくれる。
部屋の入り口から遠い位置に座った相方にビールを渡す為、腕を伸ばし入り口近くにの位置に座った僕の眼前に光沢の胸元が近づいてきた時は倒れそうになった。(笑)
宇宙さん 「では、御注文がございましたら、テーブルの上のボタンを押して下さい。」
と、厨房の方に行ってしまう宇宙さんの後姿を再度、必死な形相で追う。
きっと、注文し、品物が届いた後は常にそうするのであろう。
僕 「って言うか、実際スゴイね。宇宙だね。」
相方 「無重力だね。」
乾杯しながら、そんな会話でワイワイと盛り上がっていた僕等だったが、
そんな宇宙トークにも5分で飽き、
胸の内では
僕 相方 「一体何しに来たんだ、オイ」
と、ぶつけようのない怒りにも似た感覚を抱いていた。
それは何故か。
それは、徐々に増えていく僕等の周りの席に座り始めた客が
ほぼ、合コンを開催する為に来た客だったからだ。
薄暗い空間の中で盛り上がる男女。
そりゃ、楽しいってもんだ。
それがこっちの僕等の部屋はどうだ。
盛り上がる事と言ったら『ガーターベルト』だ。
しかも、壁がパンチング素材の為、隣接する部屋からは僕等の
とても違和感のある空間が丸見えだ。
30近い男二人が狭い空間に監禁されている。
まるで見世物だ。
僕等は、はちきれんがばかりの勢いで『注文ボタン』を押す。
もう、僕等には宇宙さん以外に頼る術を見出す事は出来なかった。
このまま、宇宙さんも居ないような空間では、隣で盛り上がっている合コンに
無理矢理参加しかねない勢いだ。
注文を取りに来て下さった(敬語)宇宙さんを出来るだけ長く見ていようと、注文を考える振りをして時間を稼ぐ相方。
涙ぐましい努力だったが、結局、恥ずかしがって宇宙さんを直視出来ないムッツリ加減。
宇宙さんが去った後、彼は僕にこう問いかける。
相方 「なぁ、見たいんだけど見られない俺をどうにかしてくれ。」
僕 「その前に、この空間をどうにかしてくれ。」
流石に、今回の企画立案者であり、しかも情報収集を怠った相方は僕を誘った手前、少しは悪いと思ったのか、僕を楽しませる為、「今、最高にハマっている」お勧めのテレビ番組、『水曜どうでしょう』(北海道テレビHTB製作の超話題のローカル番組。詳細は次回の更新、前枠で
)について熱く、笑いを交えながら、ポイントを押さえたトークで僕を楽しませようとしたが、見た事のない僕はちっともピンと来なかった。
連発される、僕の「へぇー」、「ほぉー」という全く興味のなさそうな声。
相方ばかりはテンションが高騰し、楽しそうだが僕は隣で行われている合コンに参加したい衝動が溢れていった。
僕 「・・・なぁ。なんなら普通にキャバクラとか行ったほうが良かったんじゃねぇのか?」
相方 「・・・・そうとも言うね。」
そろそろ宇宙さんにも飽きてきた僕等。
午後6時45分。
帰るには早すぎる時間です。(笑)
続く